教養を身につけるならブルーバックスがいい!おすすめ図書を紹介

こんにちは、Ichi先輩@Abstract1Life)です。

最近ひしひしと感じているのが、教養が大事ということです。

日々多くの人とお話をしますが、やはり教養のある方は男女問わずとても魅力的に映ります。もちろん表現力やよくしゃべるかどうかという部分も魅力に影響しますが、引き出しが多く、語れるバリエーションが多いというのは魅力に通づるところでしょう。

もちろんプライベートな会話だけでなく、仕事における会話でも教養が役に立つ場面は多いはずです。むしろ教養が無くて恥をかくことがあるかもしれません。

教養とは?

辞書でひいてみると「教養」とは「学問・芸術などにより人間性・知性を磨き高めること。(出典:広辞苑第5版)」と記載されています。

しかし、多くの場合、教養のある人というのは、意訳されて「色々知ってる人」程度に思われていることが多いかもしれませんし、あながち間違いではないかもしれません。

そんな「教養」ですが、身につける方法は様々あります。どうやらセミナーとかもあるようですが、教養はコツコツ身につけるものなので、私は読書をおすすめします。

そしてよくありがちな「教養を身につける」みたいな題名の本を読むよりも、色んなジャンルの入門編の本を読むほうがよっぽど教養が身につきます

ブルーバックスのススメ

私自身も教養を身につけたいと日々思っているうちの1人で、自分の専門分野以外にも色々な分野の本を読むことにしています。ですが、科学系の「入門」って書いてある本って全然入門レベルの難しさじゃないことが多いので困ります。

そんな時に役に立つのが「ブルーバックス」です。

ブルーバックスは講談社が出版している科学系新書シリーズで、さまざまなジャンルの基礎知識を教えてくれる書籍です。ジャンルは幅広く、心理、宇宙、医療、お酒、数学、生物など多岐にわたっています。

著者は1冊ごとに違うのですが、大体その分野のスペシャリストの方が執筆しています。例えばノーベル賞を受賞した天野先生も「青色LED」について原理から応用まで丁寧に説明してくれる著書をブルーバックスで執筆されています。

専門家の先生が書いているんだから、内容は難しいんでしょ?と思いがちですが、そんなことはありません。どの本も全くこの分野について知らない素人に向けて書かれています。たまーに、難しいことを書いちゃう人もいますが…。

なので、教養程度に幅広く物事を知りたいという方にはブルーバックスの図書がとてもおすすめだと思っています。もし詳しく知りたいなという分野に出会えたのであれば、専門書の「入門」に手を出してみる位でちょうどいい内容のレベルです。

大体の本屋であればブルーバックスの書籍が置いてあるコーナーがあると思いますので、新書の集まっているコーナー辺りを覗くと、見つかると思います。また、最近ではKindleにも対応しているものも多いです。

ブルーバックス購入時の注意

ブルーバックスはかなり興味を惹かれるタイトルが多いのですが、購入するときには注意が必要な点があります。

それは、出版年です。

科学的な知識は研究によって考え方が変わることが多々あります。ですので、多くの専門書にも言えることですが、古い本には現在では用いられないような考え方が書かれている場合があります。

ベストなのは5年以内に出版されているものですが、目安としては10年以上前に出版されているものは、間違いを見抜く自信が無ければ購入を控えた方が良いかもしれません。

この手の書籍は結構古いものでも置いてあったり、中古品がネットで売られていたりするので、購入時にはチェックしてみましょう。

前書き図書館

では実際にどんなジャンルの本があるのか気になったときに、便利なサイトがあります。それが、このブルーバックス前書き図書館です。


参考
ブルーバックス前書き図書館公式サイト

ブルーバックス前書き図書館は現在出版されているブルーバックス図書の多くがまとめられているサイトで、ジャンルごとに書籍の題名と概要が丁寧にまとめられています

概要といっても数行のまとめではなく、まるまる1ページ使って丁寧に書かれているので、見ごたえがあります。2ページ目以降も概要があるものもありますが、こちらは現代ビジネスの会員登録が必要みたいですので注意です。

ブルーバックスのおすすめ図書

ブルーバックスの中でも私の個人的なおすすめ図書を挙げておこうと思います。

見えないものを見る技術

一瞬BUMPかな?とも思えるタイトルですが、こちらの書籍は、目には見えないものものを計測するような技術について解説してくれる本です。

例えば、脳の活動とか血の流れ、大気汚染、胎児の成長とかです。

目に見えていないものをどうやって測るのかということは、科学にとってかなり大きな1歩であるところの考え方ですから、学んでおいて損はないと思います。

コーヒーの科学「おいしさ」はどこで生まれるのか

私もよくコーヒーを飲みますが、コーヒーに関する知識がつまりに詰まってます。科学的な知見から、どんな風にコーヒーを入れたら美味しいのか、コーヒーは健康にいいのか、そういう部分について知識のシャワーを浴びせてくれる良書です。

コミュ障 動物性を失った人類

いわゆるコミュ障について語っている本です。著者が言うにはSTAP細胞の件で話題になった小保方さんは典型的なコミュ障だというから驚きです。

でもこの書籍を通じて、コミュ障をディスっているのではなく、どんな人がコミュ障で、コミュ障にはこんな能力があるっていう肯定的な視点で解説を行ってくれています。

睡眠の科学ーなぜ眠るのかなぜ目覚めるのか

睡眠についての考え方は昔とはかなり変わってきています。睡眠は人生の3分の1も消費しているわけですが、一体その間に何が起こっているのか知っておいた方がいいと思います。睡眠は単純に体を休めるだけでなく、脳内で様々な働きが起こっています。

一夜漬けがなぜ効率が悪いのか?様々な睡眠に関する疑問に丁寧に答えてくれています。

おわりに

長々とブルーバックスについて語ってきましたが、本当にオススメのシリーズです。ネット上でぱらぱらと興味があるのを探すのもいいですが、本屋でざっとタイトルを眺めるのが楽しいので、ぜひリアルな書店でも探してみてください。

ブルーバックスの他にもおすすめの書籍があるので、こちらのまとめからご覧ください。

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