小説「業物語」読んだのでレビュー&感想【ネタバレ無し】

みなさんこんにちは、Ichiです。

先日映画「傷物語」が公開されて、アプリの暦物語も配信されて、今熱が入っている物語シリーズですが、最新刊の「業物語」が発売されました。映画「傷物語」の感想はこちらの記事からどうぞ。

www.life-abstract.com

今回の「業物語」は3部構成で、「あせろらボナペティ」「かれんオウガ」「つばさスリーピング」の3つです。それぞれ主人公と時系列が違うので注意です。今回お話するのは概要と感想だけで、特にネタバレはありませんのでご了承ください。

目次

あせろらボナペティ

美しすぎるあまりに周りの人が次々に死んでいってしまう、あせろら姫の物語。今から600年前の物語で、キスショットがキスショットとなった所以の物語です。美しさの呪いを解くために世界を転々とするあせろら姫を、スーサイドマスターがなんとかして食べようと色々試みるのだが...。

登場人物はとてもシンプルで、あせろら姫、吸血鬼のスーサイドマスター、スーサイドマスターの従僕のトロピカレクスの3人です。

物語は吸血鬼であるスーサイドマスターの視点から語られるのですが、正直なところ、結構話の流れが読めてしまうような感じがなんとも微妙でした。とりあえず今後の物語に絡んでくるかもしれない登場人物を増やしておこうかという魂胆が丸見えで、お話自体はとても淡々としていました。

スーサイドマスター自体のキャラクターとしての魅力もそこまでないような気がして、キスショットフリークの私としては、もう少し悲しかったです。キスショットの過去はもう少し気合いを入れて描かれると思っていたので、こんな風にさらっとした感じだったのは意外でした。

かれんオウガ

阿良々木君の妹、かれんちゃんが主人公の物語。免許皆伝を言い渡されたかれんが、自分と向き合うために3つの山超えと滝行をする話で、阿良々木君と忍もちょこちょこ登場します。かれんの事が心配な阿良々木君は忍にかれんの手助けを依頼するのだが...。

物語はかれんの視点から語られます。個人的には今回の「業物語」の中では一番好きな物語です。ただ、他の巻と比べたらやはりクオリティーは劣る気もしますね。

かれんと忍の掛け合いが新鮮で、特に忍の不器用ながらに頑張っている姿がとても可愛いです。

つばさスリーピング

羽川つばさが世界を周りつつ、忍野を捜していた時の物語。羽川は忍野を見つけることが出来たんだけれど、阿良々木君を助けて欲しいと伝えると、とりあえず世界を周っていた時の話を聞かせるように忍野に言われます。

羽川が語ったのは、吸血鬼退治の専門家であるドラマツルギーとの出会いとその土地での謎の失踪事件だった。どうやら吸血鬼が事件に関わっているようだが...。

時系列的には、終物語(下)の辺りのお話で、懐かしのドラマツルギーが登場します。映画で出てくるから今回登場させたのかな?とついつい勘ぐってしまいます。

今までにはなかったような、不思議な語り方で、羽川と忍野が会話をしながら過去の羽川の行動を振り返るような感じです。感想としては、次に続きそうな話の終わり方で、何とも中途半端な感じだなーと思ってしまいました。

お話自体もそれほど盛り上がるわけでもなく、無理やり感が強かった気がしますね...。

総評

うーん、今回の「業物語」ですが、あまり本編には関わってこないような短編の物語の寄せ集めで、私の中での評価としてはそこまで高くないです。

ただ、色々と伏線を回収していっている感じなので、事細かく物語シリーズの詳細を知りたいという方は読んだ方がいいかもしれません。物語の大筋だけ追っているような人の場合は正直なところ買わずにどこかでネタバレ記事を見るだけでもいいと思います。

Copyright© 2015-2016 life-abstract.com All Rights Reserved