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こんにちは、Ichi先輩(@Abstract1Life)です!
最近よく聞くようになった「プロゲーマー」や「e-Sports」という言葉ですが、何となく意味は分かっても、実際にゲーマー界隈がどういう現状なのか分かっている方は少ないと思います。
今回は、日本でプロゲーマーになるにはどうすればいいのか?そして実際になったとして年収や収入はどうなるのかという事についてプロゲーマーの現状を中心に解説していこうと思います。
Ichi先輩
目次
プロゲーマーとは?
気になるのはプロゲーマーの定義だと思いますが、実は曖昧で定義がないのが現状です。
2018年に「日本e-スポーツ連合」という組織が、優秀な成績をおさめた選手にプロライセンスを発行したのが話題になりましたが「優秀な成績」というのも曖昧な基準で、このライセンスを持っている人だけが「プロゲーマー」だということでもないと個人的には思っています。
プロゲーマーの選手達も「プロ」という定義について話合うストリーミングを出していたり、誰がプロなのか、誰がセミプロでアマチュアなのかということを認識しようとしているようです。
- プロライセンスを持っている
- 企業からスポンサードを受けている
- 大会で賞金を取っている
- ゲームで生計を立てている
定義が決まっていないので難しい方から大きく4つの区切りを設けました。
プロライセンスに関しては曖昧なので上に設定していますが、企業からスポンサードを受けている人をプロゲーマーと呼ぶのであれば、日本ではかなり人数は少なくなると思います。
ただ、最近の傾向的には4番のゲームで生計を立てている人をプロゲーマーとして扱う傾向にあるのかなと思っていて、そうするとゲーム技術云々ではなく観客を沸かす様なストリーマー(動画配信者)もプロゲーマーに定義されてしまうのが個人的には微妙だなと思っています。
Ichi先輩
プロゲーマーの年収と収入について
プロゲーマーの予想平均年収
予想平均年収:450万円~600万円
プロゲーマーの年収・収入についてはかなりばらつきが大きいと思います。
今回「予想平均年収」として提示していますが、この辺りの設定はかなり難しいです。というのも先ほど言ったようにプロゲーマーという定義自体が怪しい以上、賞金を得ていないゲーマーでもゲーム配信などでギリギリ生計を立てていればカウント出来てしまうからです。
Ichi先輩
プロゲーマーの収入
- 大会賞金
- スポンサー料金
- メディア・イベントの出演料金
- ストリーミングの広告収入
1.大会賞金
多くの方がぱっと考える収入としてはゲームの大会での賞金があると思います。アクティブユーザーが多くてスポンサーの集まりやすいゲームほど賞金が高くなり、最大20憶円ほどの優勝賞金が提示される大会もあります。海外の方が賞金額が高く、日本では抑えられる傾向です。
ただし、日本のプレイヤーが多く活躍している格ゲー・FPS系のゲームは賞金額が億に届く事は稀で、大会賞金だけで生活できるプレイヤーも非常にレアな存在になってきます。
2.スポンサー料金
スポンサードを受けているプレイヤーは、企業との契約によって異なりますが一定金額の支援を受けられるので、ある程度生活自体は保障されている恵まれた環境にいるプレイヤーです。
大会の交通費や宿泊費なども基本的にはスポンサーが提供してくれるので、収入以外にも自分からの出費が抑えられる点で、スポンサーの無いプレイヤーとは待遇が違う印象を受けます。
3.メディア・イベントの出演料金
ゲーマーのコミュニティーも大きいモノでは無いので、イベントやメディア配信をする場合に声をかけられるプレイヤーは限られてきます。スポンサー契約などはしていなくても、大会にも参加したり実力のあるプレイヤーだと出演する機会があって、単発的に収入があります。
4.ストリーミングの広告収入
ストリーミングの広告収入は最近になって登場してきた収入としての選択肢ですが、YouTube・Twitch・OPENREC などのプラットフォームでゲームの配信を行って広告収入を得る形です。
既存の人気のあるゲーマーは、スポンサーや大会賞金などが無くても、練習や雑談である程度の広告収入を得ることが出来ますし、特に突出してゲームが上手くないプレイヤーでも、プロゲーマーと言っていいかは微妙ですが、配信自体から人気になる可能性もあります。
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日本でプロゲーマーになるには?
日本でプロゲーマーになるためには、大きく2つのスタイルがあると思います。
- 実力主義スタイル
- 配信特化スタイル
実力主義スタイル
実力主義スタイルは王道ですが、大会やゲーム内のランクマッチの様なもので上位に食い込む様にして、スポンサーやメディアなどの目に留まるのが目的です。
ひたすらにゲームの実力が問われますし、ゲームの実力が安定するまでの期間の収入は無いので、仕事やアルバイトをしながらになります。配信も同時にする選択もアリだと思います。
配信特化スタイル
配信特化スタイルは個人メディアの注目度が高くなってきたからこそできるスタイルですが、ゲームがとても上手くなくても人を集めることが出来れば成り立ちます。
ゲーム実況者として有名になれば、メディアの関心度も高いのでイベントにも呼ばれることになりますし、ゲーム自体が上達していけばスポンサー契約が決まっていく可能性もあります。
ただ、ゲーム実況者として有名になっても実力が伴わなければ、やはり活躍しているプロゲーマーからは同業者としては認めてもらえないと思うので、ゲーム配信を「プロゲーマー」を目指すための収入を安定させる手段として捉えるのがいいのかもしれません。
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Ichi先輩
プロゲーマーとしての姿勢
プロゲーマーと観客・視聴者
プロゲーマーがなぜ存在できるかと言えば、観客や視聴者がいるからだと思います。
大会・スポンサーは試合を見る観客や視聴者に対して、企業名・取り組みをアピールする為に出資しているわけで、受け取る側の観客や視聴者がいなければ成り立ちません。
では、どうやってそのゲームや大会に興味を持っていくかっていうと、やっぱりプロゲーマーたちの人間性とか背景を知ることで興味を持って楽しく見れる様になるんですよね。
私も色々なプロゲーマーたちの配信やイベント・大会の様子を見ていましたが、試合の前に、ある意味日常だったり、雑談だったり、考え方だったりという背景を知っているだけで、その試合を見ていて楽しくなってきます。その人が出てるから見ようという考えになるんですよ。
ゲーム自体を詳しく知るのも大切ですけど、知っている人が大会に出ていたら応援したくなるし、試合を見てみたくなりますよね?まず「知り合いになる」のが大事だと思います。
ストリートファイターⅤ|ときど選手の場合
ときど選手はストリートファイターⅤを中心にプロゲーマーとして活躍している選手で、情熱大陸にも出演されています。Echo Foxというプロゲーミングチームに所属していてスポンサードも受けていて、数々の大会も優勝していて間違いなく「プロゲーマー」だと思います。
情熱大陸はもちろんのこと、ときど選手が出ている試合・大会・ストリーミングなど数々見てきたのですが、見るほどに彼が出演している動画を見たくなってきます。
ストリートファイターシリーズは日本の選手が多く活躍していて、ウメハラ選手を筆頭にボンちゃん・ふ~ど・板橋ザンギエフ・フジムラ・マゴ・ガチくん(敬称略)などなどスタープレイヤーがいますが、やはり目にすることの多い、ときど選手の試合を中心に見てしまいます。
ただ、ときど選手の試合を見る中で、チームメイトの選手・対戦相手の選手を知っていってその人たちにも興味が湧いていくので、選手たちの輪というのは非常に大切だと思いました。
話は戻って、プロゲーマーとしてのときど選手は非常にストイックだと思います。ゲームが上手いことは第一として、プロゲーマーとして求められることに対して自分の答え(勝利を求められる事・妥協しなければいけない事)を持って臨んでる姿勢にとても好感を持っています。
東大卒プロゲーマーとしての話題が多いですが、1人のプロゲーマーとして素晴らしいです。
全てのプロゲーマーがときど選手の様である必要は無いと思いますが、まだまだ不安定な「e-Sports」の発展を願ったり、プロゲーマーとして活動したいと思うのであれば見習うべき部分は非常に多いのかなと感じていますので、人間性の知れる配信を見ると楽しいと思います。
ウメハラ選手が語る「プロゲーマー論」
ウメハラ選手と言えば格闘ゲーム(ストリートファイター)を通じて、日本のプロゲーマーの先駆けとして常に最先端を走ってきた選手です。
- イメージがいい事
- 影響力がある事
- コミュニティー愛がある事
そのウメハラ選手が述べているのは、プロゲーマーにも色々あるけれども、企業にスポンサードされる「プロゲーマー」になるためには上記の3点があることが重要であるということです。
ゲームが強かったり、様々な肩書があったり、英語が出来たりという要素はあくまでも「イメージ」と「影響力」に作用することであって、その2つを上げることが企業のメリットにつながる結果としてスポンサーがつくというワケです。ただ、その2つでは充分ではありません。
その2つがあったとしても「コミュニティー愛」が無ければプロゲーマーは成立しないという事です。自分の能力に驕りを持たずに感謝の気持ちを忘れない事が成功には不可欠という事ですね。
参考「Daigo the BeasTV」
まとめ:日本でプロゲーマーなるには?|年収や現状について解説
今回はプロゲーマーについて色んな角度から解説をしてきました。
ゲーム業界は最近になって環境や制度が整えられてきて、まだ不安定な業界・職業だと思います。現状では限られた人しか活躍できていませんが、若手にもチャンスある業界だと思います。
今からプロゲーマーを目指すのであれば、ゲーム配信をしながらチャレンジする道もあると思うので、これからも「e-Sports」界隈が盛り上がっていくことを個人的にも期待しています。