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こんにちは、Ichi先輩(@Abstract1Life)です。
今回の記事では下記の記事に対して感じた点に関して主に解説をしていきます。
参考
プレステVRは、ポケGOより格段につまらない東洋経済オンライン
簡単に内容をまとめると「プレステVRって、技術・価格だけ高いのにゲーム性は低くポケGOより格段につまらない」という話です。
ハードとソフトを比べるのはナンセンス
コメントでも多く指摘されていましたが、そもそもプレステVRはハード製品、ポケモンGOはソフト製品です。
プレステVRがつまらないという発言は、プレステVRという技術プラットフォームがつまらないという事で「プレステVRは高い技術」だという筆者の主張とは食い違ってしまいます。
比較するべきはプレステVRのソフト(サマーレッスンとか?)とポケモンGOであって、モンスターと戯れるより女子高生に勉強教える方が100倍楽しいとかそういう事を言わなきゃならないと思います。
もしくはプレステVRというハードとiPhoneというハードで比較するべきですよね。
ARとVRの比較
元記事では触れているのか触れてないのか微妙な感じですけど、比較するのであればARとVRについてもう少し詳しく触れておくべきだと思います。
ポケモンGOで使われていた技術はAR(Augmented Reality)拡張現実
サマーレッスンで使われている技術はVR(Virtual Reality)仮想現実
どちらも現実ですが、ARは現状の世界に付け足す様な感覚で、VRは違う世界に入り込む様な感覚だと思ってもらえばいいと思います。
筆者はVRのゲームについて「没入感が強い」と述べていますが、現実の自分とゲームの自分を切り離してプレイするという意味では確かにVRの方がそういう感覚は強いです。
ですが、ARとVRは別にゲームだけで完結する技術ではなくて、むしろ、今後の活用に大きく注目すべきなんです。
ARの場合、Googleグラスみたいなものを考えてもらうと分かりやすいと思いますが、自分の部屋の模様替えを頭で考えずにARでやってみるとか、服や髪型をARで色々試してみるとか、かなり自分の現実世界での生活行動に影響力の強い技術です。
VRの場合、基本的には仮想現実の方で時間が進むので、現実での生活にはそこまで影響力は無いですが、「気持ち」や「QOL」といった目には見えない部分で個人に対する影響はかなり大きい技術だと思います。
まずエンターテイメント性が高い部分から参入した方が障壁が低いと思うので、ゲームとして今回VR技術が使われて話題になっているのですが、それをただ「つまらない」とぶった切ってしまうのは少し違うと思います。
ゲームへの没入感
先ほども取り上げましたけど、ゲームへの「没入感」ってVRになって出てきた概念ですか?そうじゃないですよね。
ゲーム自体の面白みという点では私も確かにVRのゲームって面白くないと思います。だって操作性悪いだろうし、単純に敵を切ったり、撃ったりしたって、いわゆる「ゲーム性」に欠けます。
私の考える没入感はゲームに対して集中して現実の事を忘れるほど熱中する感覚です。
あれだけスタミナが溢れることを気にして消費していたアプリゲームには目もくれずに熱中してしまう感じがたまりません。
でも、VRをそんなに長時間やれる気がしないので、私自身は没入感は感じません。
ポケモンGOってそんな面白かった?
やたらと対立構造を持たせたいのか分かりませんけど、ポケモンGOは面白かったって筆者は言うんですよね。(身近にも熱中してた人が多いから言いにくいけど…)ほんとに面白かった?
ポケモンGOのゲーム自体はingressにポケモン要素を追加して、ポケモンが人気だったから話題性で流行っただけで、個人的にはゲーム性が高かったとは思わないです。
どちらかといえば、現実世界でみんなが移動するとか、イベントが発生するとか、おまけ程度だけど、ゲームにARを搭載するとかそういった事の方が「面白かった」点ではないでしょうか。
ポケモンGOを「斬新な面白さ」があったと言う一方で、PSVRにオリジナリティが無いというのは基礎研究者の努力とかそういったことを完全に無視した発言なので怒りを覚えました。
解像度を上げたり、VR酔いを軽減したり、そういった細かい部分にどれだけの工夫と苦労が詰まっていて、オリジナリティを形成しているのかが研究員なのに分からないとは驚きです。
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