【VR ZONE 新宿】VRゲーム・VR体験ってどうなの?酔いやすい人向けの参考情報まとめ

こんにちは、Ichi先輩@Abstract1Life)です!

VRゲーム・VR体験ってみなさん経験したことありますか?最近は色々な場所で体験出来るので、体験した事のある方も増えてきていると思います。私も自身もPSVRなど体験をした事はあったのですが、酔いやすい体質なのであまりVRは積極的に体験してきていませんでした。

今回はそんな私が人気の「VR ZONE 新宿」に行ってきたので、そのレポートを中心に酔いやすい人の目線でVRゲーム・VR体験・VR酔いについて語っていきたいと思います。

VRってそもそも何?

VR:Virtual Reality(バーチャルリアリティー)の略語で「仮想現実」の事

現実では無くて、実際にはそんなことは起こっていないのに実際の体験の様に感じられるシステムの事ですね。大抵はヘッドマウントディスプレイという頭に装着するゴーグル型のモノをつけて、そこに映し出される映像を見ることでVR体験をする事が出来ます。

映像は一定では無くて、頭を動かすと自分を中心に360°の空間が描かれていて、まるで自分がその映像世界にいるように感じられます。最近ではこの映像にプラスして振動や揺れなどの感覚を与えてVR体験をよりリアルに出来るようなコンテンツ・デバイスも登場しています。

注意

AR:Augmented Realityは「VR」と似ているので勘違いされがちですが「拡張現実」の事を示していて、現実世界にバーチャルなモノを見せる技術です。

私自身がどのぐらい酔いやすいのか?

私自身の自己紹介みたいになってしまうんですが、どのぐらい私が乗り物酔いなどをしやすいのかというのをお伝えしておいた方が基準として分かりやすいと思うのでお話しておきます。

かなり乗り物酔いをする子どもで、車・バス・電車を問わずに体調が良くないとすぐに酔ってしまいました。揺れないと言われる新幹線でも酔ってしまいますし、文字を読むなんて厳禁です。

一方で、大人になって免許を取ったりしたこともあってか、車・バス・電車でもそこまで酔う事もなく(体調がすぐれないとたまに酔いますが)多少の漫画・ブログの記事とかなら読めるぐらいには成長しています。三半規管の強さ的には一般的なラインより下ぐらいですね。

Ichi先輩

酔い耐性は下の中~下の上ぐらい!

VR ZONE 新宿とは?

VR ZONE 新宿とは、最新のVR機器を体験できるアトラクション型の体験施設で、新宿歌舞伎町を抜けて広場の様な場所の正面にそびえ立っています。全国のnamco店舗でも一部のVRアトラクションは体験できるようなので、新宿が近くなくても遊ぶことが出来ます。

入場チケット:800円

VRアクティビティチケット:1,200円

チケット形式で「入場チケット+アクティビティーチケット」を購入する形になっています。


参考
VR ZONE 新宿公式サイト

体験できるコンテンツ

以前はチケットの色分け(4色)で体験できるアトラクションが分かれていましたが、現在はどの色のチケットでも好きなアトラクションを体験できるようになっています。

ドラクエ・エヴァ・マリオカート・ドラゴンボール・高層ビル・ホラー・攻殻機動隊等…

アトラクションはシーズンごとに新しいものが入ったりしますが、特に人気なのはエヴァンゲリオン・マリオカート・ドラクエなどとコラボしたゲーム形式のものです。他にもビルの先端まで行ったり、ホラーを楽しんだりするアトラクションがあります。

エヴァンゲリオンはエントリープラグ内に入って、エヴァを操作して使徒を殲滅するゲーム、マリオカートは一緒に体験している人たちとレースで勝負するゲーム、ドラクエは剣を振って敵を倒すような体験形のゲームアトラクションになっています。

館内にはカフェスペースがあって軽食と飲み物が楽しめるので、めちゃ混んでいる新宿のカフェに入るくらいなら入場チケット代払ってカフェスペースを使うっていうのもアリだと思います。

Ichi先輩

館内はスペース広々の贅沢設計!

VR ZONE 新宿レビュー

1.チケット購入からアトラクションの選定

今回、VR ZONE 新宿に行ったのは土曜日の夜だったのですが、入った瞬間からかなり空いていてチケットを待ち時間無く購入することが出来ました。

今回私たちが購入したのは入場チケット+VRアクティビティチケット4枚入っている「1day4 チケットセット」で4,400円でした。通常よりは1,200円安くなっていますが、結構いいお値段するなというのが個人的な第一印象です。設備にお金が掛かってるのかなと邪推してます。

ちなみに、館内も空いていてほとんどのアトラクションに待ち時間は無い感じでした。人気のエヴァでさえ、前のグループが遊んでいる程度で待ち時間は5分〜10分程度しかなかったです。

私たちのグループが行った時にはドラクエのアトラクションは予約のみでやっていなかったので、とりあえず「エヴァ→マリオカート」という流れで後の2つはとりあえず終わってから次にどれに行くか考えようという感じで進んでいった感じです。

Ichi先輩

アトラクション4つで4,400円か…。

2.エヴァのアトラクション体験

最初のエヴァは、第14使徒(ゼルエル)との戦闘を体験できるアトラクションで、零号機・初号機・弐号機・Mark-六の4機体から好きなものを選んで、実際にエントリープラグに乗っているような感覚で武器を入手して撃って倒すというゲーム内容です。

搭乗する前に、スタッフの方から熱のこもった説明と注意事項の解説があるので、しっかりと聞いて操作を覚えます。操作自体は簡単で、移動・武器の取得・射撃という3つしかないのでラクラク覚えることができます。

まずは台のような座席に乗って、左右のコントローラーの位置を確認します。続いて、ヘッドギアを装着していよいよエヴァの世界に突入です。ネルフ本部ですでにエヴァのエントリープラグに入っている状態から始まって、左右を見ると自分以外の機体が確認できます。

しばらくすると、LCCが満たされる演出が始まって地上に向けて移動が開始になります。この際には実際に台座も揺れたりして、VRの映像だけでなく、体感的にも動いて地上に向けて運ばれているような感覚を得られます。

実際に地上に射出されると少し先に使徒がいて、ひたすらライフルを打って戦います。ビームを撃ってくるので避けながら戦うのですが、正直、数秒戦った時点で「うっぷ…」となりました。

移動や射撃に伴って、台座が揺れたりして、その振動と自分の見ている映像の微妙なズレの様な感覚がいわゆるVR酔い状態に導いてくるんですが、まさに数秒でその状態になりました。

プレイし続ければ慣れるかと思ったんですがそんな事はなく、途中からはひたすら片手だけでライフルを撃ち続けながら(片方のライフルは途中弾切れになるので、武器を探しに行かないといけない)その場に静止していました。

最後に特殊演出があって画面が激しく動くので、その辺りは目をつぶって耐えてた感じです。

手を両方上に上げれば強制的に体験終了する事が出来るのですが、初っ端の体験でいきなりやめてしまってはもったいないと思ってある意味意地みたいな感じで続けていましたね。あとになって振り返ってみたらこの時点で終了して休んでいればよかったです。

ということで、最後まで終わってゴーグルを外すと、冷や汗をかいていたんですが、他の3人は何食わぬ顔で感想を言い合っていました。強い…。やっぱり普通の人なら大丈夫っぽいですね。

Ichi先輩

揺れが絶妙に酔いを誘います…。

3.マリオカートのアトラクション体験

エヴァが終わった時点で少しフラフラだったんですが、3枚もチケットが残っています

いや、もったいないし、エヴァってわりと激しく動くから酔いやすかったのかもしれないって思って、気を取り直してマリオカートのアトラクションを体験です。ちなみにこちらも待ち時間はほぼ無かったです。

コチラのアトラクションは想像通り、1人1人がカートに乗って、腕を上げてアイテムを掴んで投げたりといった感じでマリオカートを体験できる感じになっています。ゴーグルを装着してハンドルを握って腕にバンドを装着していざスタート。

自分たちに加えて、クッパなどのCPUキャラも加わってレースがスタートするのですが、平面だけじゃなくって加速床で空を飛んだり、3Dを感じられるコースでの対戦になっています。

スタートしてみると、かなり激しくアクセル・ハンドルの重み、ぶつかった時の振動が伝わってきて、でも自分にとっては入力した感覚と少し感覚が違って感じられてしまって、開始30秒ほどで完全に気分が悪くなり両手を上げて強制終了してもらいました。

ゆっくりと装備を外して、レースが終わるまで待合のイスで待っていたんですが、冷や汗が止まらず、完全にVR酔いの状態でした。スタッフの方も声掛けしてくれて、救護室の存在を教えてくれたりしていて、何とか終わるまで耐えていました。

レースが終わって、とりあえず継続が無理そうな旨を友達に伝えて、救護室には行かずに1Fのロビーのソファー椅子で休むことにしました。救護室は横になれたりするみたいで、VR酔いの方が出る事を想定して作ったんだろうなという感じです。

Ichi先輩

エヴァのダメージが尾を引いてました…。

4.VR酔い後~帰宅

今回、私があえて救護室に行かなかった理由としては、もし横になってしまって症状が改善せずに起き上がれない状態になってしまったら困ると思ったからです。

個人的な感覚として「座る→立つ」は出来るんですけど「寝る→座る」って酔っている時には辛くて、かなり吐き気が強くなります。夜で閉館時間も近かったので、中途半端に横になって吐き気が増したら良くないし帰宅にも支障が出ると思っての判断です。

1Fのカフェの近くのイスはトイレが近いので緊急事態にも備えられてよかったので休む場所としてはおすすめです。ということで、この椅子で他の3人が体験を終わるまで待って、帰り道も結構しんどかったですが、何とか電車に乗って帰宅出来ました

チケットも2枚残っていてもったいなかったので、払い戻しも検討して体調悪い中お伺いしたのですが、一切受け付けていなくて友だちにあげてくださいという事でした…。

Ichi先輩

VR酔いはホントにきつい…。

VR酔いと対策

VR酔いの感覚としては車酔いよりも1段階上の気持ち悪さという感じで、個人的な感覚としては体調が回復するまでの時間が長い様に感じました。この文章を書いている今でも、思い出すと少し気分が悪くなる程度にはトラウマですね。

VR ZONE 新宿では、アトラクションの体験前に利用制限ということで「乗物に酔いやすい方」という項目があるので、本来酔いやすい方は体験できない様になっていますが、私自身は最近はそうでもないから大丈夫だろうって舐めて体験したらこうなりました。

それなりに乗り物酔いを経験した事のある方は、悪い事は言わないのでやめておいた方がいいです。VR酔いはきついので、大人になって乗り物が大丈夫になった程度の人だと無理です。

対策として慣れとか言っている人もいますが、絶対に無謀だと個人的には思うので、本当にやらない事が対策だと思います。VRしなくても困らないので、少なくとも振動などが伴ったアトラクション型のVR体験はやめておきましょう。

酔いやすい人はVRゲームは全部できない?

それでは、VRゲームは全て出来ないのかと言われるとそうだとは思わないです。

例えばPSVRの様なゲームは、確かにヘッドマウントディスプレイは装着して360°の映像体験は出来るのですが、自分の身体が揺さぶられたりといった付加的な感覚はないので、体験型アトラクションよりはだいぶマシだと思います。

ただ、PSVRで発売されているバイオハザードの様にコントローラーを握ってキャラ操作して、その1人称視点を自分が見えるという様な内容のゲームだと、入力情報との差が出てきて、徐々にVR酔いの状態になっていくはずです。

イチバン良いと思うのは、自分のキャラを動かしたりする必要は無くて、自分自身が動いて可愛い女の子のキャラを360°見られるとかそういったゲームで、この方式であればVR酔いにはなりにくくて楽しめます

まとめ:VRゲーム・VR体験・VR酔いについて

今回はいわゆる「VR体験」と呼ばれるアトラクション形式のゲームを体感したワケですが、やはり乗り物にそれなりに酔った経験のある人には個人的にはおすすめしずらいと感じました。ただ、同行した他の3人は平気だったので、わりとマイナーなのかなという気もします。

家庭で遊べるPSVRのようなVRゲームとはまた少し違った感覚で、現実世界との感覚のズレが大きいので、よりVR酔いしやすい環境になっているので注意が必要です。

もしVR酔いになりそうだと思ったら、早めにリタイアして休むのが重要です。VR酔いになってしまった際の対処は人によって違いますが、VR酔いはわりと尾を引くので、安易に横になって長引いたりして気を使うよりは早めに自宅に帰って横になるほうがいいと思いました。