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「書評・レビュー・感想文」の違い&レビュー方法のテンプレ化をしてみた

みなさんこんにちは、Ichiです。

新年明けてみて、過去記事を見ながら、ふと思ったのが「書評、レビュー、読書感想文」等の違いについてです。今まで気軽に使っていましたけど、研究に携わる者として、ある程度の言葉の定義は考えておかなきゃなと思った次第です(あまり厳格に定義するつもりはありませんが)。

Google先生に聞いてみると、三森さんの記事がヒットしました。

yuki3mori.hateblo.jp

書評(ブックレビュー):主に出版されたばかりの本について、客観的に、コンテクスト(本の背景や文脈)を含めて批評

読書感想文:自分が影響を受けた本について、主観的に、どのような読書体験が得られたのか共有

読書案内(ブックガイド):自分が面白いと思う本について、主観と客観を交え、どのような魅力や見どころがあるか紹介

三森さんの定義としては上記に引用させていただいた形のようです。私も大方の分類については同意で、三森さんも記事の中で触れてはいますが、日本の「レビュー」は商品紹介的な要素が強い気がします。そうすると、三森さんの言う「読書案内」の部分をレビューとして扱った方が、自分なりには分類がしっくりきます。

目次

書評・レビュー・感想文の定義

私の定義としては以下の様に考えました。

書評:本に関して客観的な視点で批評を行う。
レビュー:本に関して主観を交えつつ、内容の魅力を紹介する。
感想文:本に関して読んだ感想を記述する。自分の感情の変化が主になる。

この3つの分類ですが、それぞれ適した本の種類があると思います。

書評は、論文や小説が向いています。論文は基本的に批判しながら読むのが基本ですから、おのずと書評チックになっていきます。また、小説は純粋に楽しむのも良いですが、自分が芥川賞の選考者みたいな感じで読むと、「登場人物の感情の動きが上手く表現できているか」、「話の展開はスムーズか」などとメタ視点で楽しむことが出来てそれはそれで面白いと思います。

レビューは実用書が向いています。実用書はメタ視点的になりすぎても、感想よりになってしまってもあまり魅力を伝えられませんから、主観・客観の両視点的に本について述べるのが適しているように思います。内容を事細かに伝えすぎてしまうと、著作権の問題にも関わりますし、記事を読んだ方もそれで満足して本を読まなくなってしまいますから、難しい表現法ですね。

感想文は小説に向いてます。これは言うまでもありませんが、ネタバレ的な要素を含むので、ブログに記事として書く場合には工夫が必要かと思います。

検索ボリューム

気になるのは検索ボリュームです。今後記事を書いていく場合に、どのワードを使って書いていくべきなのか、検索ボリュームを調査してみました。

今回検索したのは、「書評 レビュー 感想文」に対して「本 読書」のワードを追加した場合の月間平均検索ボリュームです。

素の状態でのボリュームは以下のようになります。
書評:6600 レビュー:14800 感想文:2900

「本」を追加した場合は以下のとおり。
書評:90        レビュー:480  感想文:90


「読書」を追加した場合は以下のとおり。
書評:20   レビュー:70    感想文:74000


「先生、読書感想文でズルしてる奴がいっぱいいます」

 

まぁ、読書感想文はちょっと特殊な事情があるのでスルーするとして、記事を書くのであれば「レビュー」がよさそうですね。

レビュー方法のテンプレ化

レビューの定義の部分にも書いたように、本のレビューをすることは、書きすぎてもいけないし、書かなすぎてもいけないので、テンプレートを作って、それに当てはめるようにしたらいいんじゃないかという発想です。

私の敬愛する落合陽一先生の論文を読むときのテンプレがあります。論文を読むときには、この方法でまとめるようにしています。後から見返すときにとても見やすいので。

www.slideshare.net

こちらのスライドシェアの65ページに読んだ論文の内容をまとめるときに、6つの観点からまとめる方法が載っています。6つの観点は以下のとおりです。

1.どんなもの?
2.先行研究と比べてどこがすごい?
3.技術や手法のキモはどこ?
4.どうやって有効だと判断した?
5.議論はある?
6.次に読むべき論文は?

このまとめ方は、論文の展開に非常に似ています。このまとめ方に沿って解説すると順序的に、1.要旨、2.背景、3.研究意義、4.方法、5.考察、6.文献という流れで論文をまとめていることになります。

これを普通の本のレビューに応用できないかと思って、改変したものがこちらです。

1.どんな本?あらすじは?
2.他の本と比べてどこがすごい?どこが面白い?
3.この本の1番の魅力的なポイントは?
4.筆者はどういう人?
5.本からどういうことを学んだ?
6.似たような本や読みたいと思った本は? (アフィコーナー)

基本的には、要旨、背景、研究意義、方法、考察、文献という流れで進められていると思います。方法の部分は本ではあまりないので、筆者について語ることで、筆者がどんな方法でこの本を書いたのかという根拠を担保するという形にしてあります。

おわりに

最近あまり本のレビューを書けていなかったのですが、作ったテンプレを使ってレビュー記事も更新していきたいと思います。みなさんも良かったらテンプレ使ってみてくださいね。では、また。 

2016/1/5 追記

過去記事のレビューをテンプレを使って修正してみました。よかったら見てください。

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